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意外と把握できていない⁉ 諸費用あれこれ【土地購入時編】

 

こんにちは。住宅コンサルタントの松浦です。

元不動産営業経験のある私からのお話。

今回は土地購入時における諸費用についてお話したいと思います。

 

土地のご契約時・引渡し時に土地価格以外の諸費用が必要だ、

ということは注文住宅をご検討の皆さまも大体の方がご存じのことか

と思います。では、その細かな内訳やどのくらいの費用が必要か、

というのは把握できていますでしょうか?

必ずしもすべてを正確に把握する必要はないかもしれませんが、諸費用と言ってもかなりの高額になりますので、

何が必要かをきちんと理解している方が良いかと思います。

また、それをきちんと説明できる不動産営業マンや住宅営業マンにお願いしたいものです。

 

諸費用に含まれるもの【土地購入時】

①印紙代     = 土地の売買契約書に貼付する印紙の代金。土地の価格によって必要な金額が変わります。

②登記費用    = 通常司法書士へ依頼することになりますが、所有権を売主から買主へ移すための移転登記の

費用、住宅ローンの担保設定を行うための抵当権設定費用、各種書類の取得実費、

司法書士への報酬などの合計金額です。

③住宅ローン費用 = 住宅ローンを組むために必要な費用。銀行に支払う手数料や保証会社に支払う保証料、

銀行とのローン契約書に必要な印紙代などがあります。

④仲介手数料   = 土地契約時に仲介してもらう不動産会社に支払う手数料。「3%+6万円×消費税」という

皆さんもよく聞かれる費用ですね。

⑤固定資産税精算金= 取得する土地にかかっている固定資産税を、その年度分だけ売主と日割り計算して精算します。

引渡し時に買主から売主に支払うことが多いです。

⑥不動産取得税  = 土地の取得後、一度だけ課税される税金です。土地の引渡し後3~5カ月くらいの間に

支払いの納付書が届きます。通常は新築住宅を建て、自己で居住するという要件を満たせば

大幅な減税措置があり、結果0円ですむことも多いですが、大きな敷地や都心部の土地を

購入する場合は課税額が高額になるケースがありますので注意が必要です。


 

水道に関する費用(敷設工事費・メーター取付費等)を土地諸費用として見るかどうかでまた話も変わりますが、

土地の引渡し時に必要な諸費用はおよそ上記の通りです。

一般的には(住宅ローンを利用する場合)土地諸費用は、土地価格の8~9%くらいになると言われます。

 

建物側にも、同様に登記費用や税金などの諸費用は必要になりますが、こちらはまた次回のご説明ということで。

この諸費用の部分を自己資金で賄えるような、ゆとりのある資金計画が立てられると、

住宅ローン金利が最大優遇受けられたりと、メリットも大きくなります。

 

土地探しのエリアや建物のご要望も大事な計画の一部ではありますが、

お金にまつわるお話も、全体の計画を練る上では非常に大切な部分になります。

資金計画のご相談もアールギャラリーでは大歓迎ですので、

お困りの際には、まず一度お越しくださいませ。