注文住宅情報コラム

先日、お客様と一緒に食器洗い乾燥機（以下、食洗機）を選びに行き、我が家の食洗機も10年以上使用してそろそろ新しいものが欲しくなってしまった住宅コンサルタントの鈴木です。

なぜお客様に同行したのかというと、希望された食洗機というのがミーレというドイツのメーカーの製品だったからです。なぜドイツ？というと、実は、世界と比べると日本は食洗機途上国で、海外製に比べて容量や性能、耐久性で劣るのです。海外生活が長かったお客様でしたので、その点をよくご存知だったんですね。国内メーカーだとほぼＰ社（一部Ｒ社）の独占状態で競争がないのも要因としてあると思います。

日本は食洗機後進国!?

日本での普及率は2016年の段階で28.4％。では、ヨーロッパやアメリカはどうかというと、約70％の普及率でスマホの所有率とほぼ同じ。キッチンはビルトイン食洗機がついてて当たり前という感覚だと思います。日本人の感覚からすると、シャワーしか付いてない風呂なし物件のような感覚でしょうか（笑）。

普及していない理由としてはいくつかあると思いますが、

「手洗いは美徳」という古い考えや女性の社会進出が遅かったことや感覚的に手洗いの方が早いとか水道光熱費がもったいない（事実は逆ですが）という考えがあるのではな

いでしょうか。

では、食洗機を使った方がいい理由を説明させていただくと、

①　汚れがよく落ちて殺菌もできる！

手洗いで使用する洗剤は、いくら進化しているといっても成分は昔ながらの石鹸成分が中心で、手に優しいことが重視されているというのが現状で、洗剤メーカー的には、「手の脂分を落とさず手荒れさせずに、食器の汚れや脂分だけ落とすなんて都合のいい成分なんてある訳がないっ！」というところが本音でしょう（笑）

しかし、食洗機用の洗剤は、手で触らないから優しさなんかこれっぽっちも考えずに超強力な洗浄成分や漂白剤やでんぷん（米）を分解する酵素もこれでもかっていうくらい使用できる上、80度という手洗いだったら確実に火傷しそうな高温で洗うこともできます！当然高温による殺菌効果も期待できます。（ほとんどのばい菌は、たんぱく質が変質する60度で死滅します。）薬品を使用した殺菌ではないので、残留物質もなく安全です！

また、ビール好きの方にうれしいのが、食洗機で洗ったグラスに注ぐと泡立ちが全く違って（※写真参照）美味しく飲めるということ。オシャなバーに行くとバーテンダーが常にグラスを磨いていますよね。あれは伊達でも演出でもなく手洗いでグラスに残ってしまったカルキや塩素を拭き取ることによって、ビールの泡立ちを良くしたり、飲み物の味や風味を悪くしないためにやっているのです。手洗いして拭かずに自然乾燥させたグラスは、だんだんと曇りガラスのようになっていきますよね？あれは、水道水の塩素やカルキが表面に残っている証拠なんですよ！

白い食器も使っているとだんだんと黒ずんできて、時々漂白しないといけないですよね？食洗機用の洗剤は漂白成分が入っているのでそれも不要なんです。ずーっと真っ白なまま！手洗いで漂白していたら手が荒れて大変なことになりますから、食洗機だけの強みですね。

②　超節水！

展示場でお話させていただいていると食洗機は水道代が高くなると誤解されている方も結構多いのですが、実際には、食器洗いを食洗機にすると水道代が目に見えて安くなります。

手洗いだと水をかなり絞っていても家族４人の食器を１回洗うのに使う水は83ℓほどだそうです。水を出しっぱなしで多く使う人だと最大200ℓにもなるそうで、お風呂１杯とほとんど同じくらいの計算になります。しかもガス給湯器のお湯で洗っているとするとガス代もかなりの金額に・・・

では食洗機の場合はというと、すすぎを含めても１回たった9ℓほど！仮に１日２回使用したとしても、手洗いと比較してどれだけ節水できるかというと、なんと１ケ月に4,416ℓにもなります！凄まじい節水力です。水道代にして一体いくら浮くのでしょうか!?

一度使うとやめられない食洗機。

食洗機の普及率は、世界に比べてまだまだ低い日本ですが、

建築と不動産のシナジーの力で成長するアールプランナーグループとしては、日進月歩する食洗機の機能に加え、洗剤の力も加わったシナジーの力で、日本の家事を便利にしていきたいという願い（大げさ）を実現するために、

アールギャラリーのお家はビルトインタイプの食洗機が標準装備です！