【土地購入術】不動産仲介業経験者からのススメ①
注文住宅情報コラム
COLUMN
こんにちは。住宅コンサルタントの松浦です。
本ブログでも度々取り上げられる「土地の探し方」。
今回は不動産会社での営業経験のある私から、不動産会社さんとの上手な付き合い方や、
購入土地決定時のポイントなどを何回か分けてお話できればと思います。
≪不動産会社と建築会社の感覚の違い≫
まずは一番大きなこのテーマ。
「土地探しは建築会社と一緒に進めるほうが絶対良い」というお話は、
以前の記事でも何度かご紹介させて頂きました。これは間違いないことです。
土地購入の際には、一部の物件を除いて、ほとんどの場合に不動産会社さんを
通しての契約になりますので、その協力はもちろん必要にはなります。
ただ、あくまで不動産会社さんは「購入土地の引渡しまでのお手伝い」が任務になりますので、
その後、「こんなお家が建てられますよ」というところまでは、建築の知識がある方でない限り、
なかなかそこまでイメージすることはありません。
「周りに比べて坪単価が安いのでお値打ちです!!」、「資産価値が高い物件なので将来売りやすいですよ」、
「南向きで陽あたりは良さそうです」、「車は並列で2台止められます」、「○○坪までの2階建は建てられます」、
「道路が狭いので、○○m敷地を控えないといけません」……などなど、
このくらいの説明はもちろん不動産営業さんからもあるのですが、これだけで判断は……できないですよね?
建物の配置、外観のイメージ、周辺環境との調和、光の差込み具合、
窓から見える景色、そして建築の各種法規制…etc
私たち建築会社はまずお客様の希望の間取りがその土地に入るか、
そしてお家が建った後のことをイメージしながらその土地を観察しています。
そういう意味で、ご自身で判断する前に私たち建築会社にまずは相談してください、
というお話です。
これは不動産会社さんが悪いという訳でもなく、そもそもそこまでは仕事の範疇外という見方があり、
「あとは建築さんにお任せします」という割り切ったスタンスで、私も当時はお仕事しておりました。
建築に携わるようになった今では、私も考え方がガラっと変わるようになったんです。
とはいえ、私たちもお客様の土地を一緒に探す時には不動産会社さんのネットワークを最大限活用します。
新鮮で良い情報が不動産会社さんには集まるからです。
もし親切・丁寧・迅速にお手伝いしてくれる、良い不動産営業さんに出会われたら、
その方とのつながりは大切にされたほうが良いかもしれませんね。
営業マンも人間ですので、自分を頼ってきてくれるお客様には、優先的に新着情報を届けてくれたり…と、
良いことがあるかもしれませんね。
そして、その後はぜひアールプランナーにご相談ください^^
次回は、≪土地契約を決める際のポイント≫について、
お届けしたいと思います。