ところで買い時・建て時っていつなの?
注文住宅情報コラム
COLUMN
こんにちは。住宅コンサルタントの松浦です。
皆さまがマイホームの購入を考えるときというのは、どんなタイミングでしょうか。
結婚、出産、お子さんのご入学、親御さんとの同居…等、ご家庭によっていろんなタイミングがあると思います。
弊社でもそういったお客様にたくさんご来店頂くのですが、
「ところで、今は買い時なのでしょうか?」
といったご質問をよく頂きます。
私の場合、このご質問を頂くとまずお答えするのは、
「『マイホームを持ちたい』と思われた時こそが、一番良いタイミングだと思いますよ^^」。
こう言うとあまり論理的には聞こえないかもしれませんが、いろんな要素を考えたときに、
やはりこの結論に至る訳です。
いくつか根拠を考えてみましょう。
①増税の問題
先日、消費税増税時期の再延期が正式に発表されましたね。
「これでまだ2年半慌てる必要はない訳か」と考える方も多いかもしれませんが、
今回も、そして前回5%→8%の時も、そしておそらく2年程先にも、
増税が迫る時期には必ず‟駆け込み需要”が起こります。
他の方も一斉に不動産を探し出すために、欲しいエリアに欲しい価格帯の土地がなくなり、
建築会社では住宅着工時期が重なって、ご自身が考える時期に建てられなくなる、
という現象が起こらないとは限りません。
土地は非課税ですので、土地価格としては影響はないのですが、土地取得に係る諸費用や、
建物やその他工事に係る費用については当然消費税の影響を受けます。
いつかは上がる消費税、それまでにご自身の所得も上がれば良いのですが、なかなか難しいところ。
8%で買えたものが、思わぬ足止めで10%になってしまわないように、ゆとりある計画がベターです。
②住宅ローン
住宅ローンについては、ほとんどの方が35年返済という長い期間で計画されるため、
完済時期を早めるためには、当然早くローンを組んだほうが得策と言えますよね。
ローンを組むためには個人の信用審査の他に、生命保険の加入も必須(一般銀行の場合)になります。
年齢を重ねると思いがけず大きな疾患にかかることも考えられます。その影響で保険に入れない場合、
十分な返済計画が立つのに、ローンが組めないという悲しい結末を迎えることもあります。
若く健康なうちにローンを組むことが望まれます。
ローンの金利についても、今は過去にないくらいの低金利水準で借りることができます。
今後、景気が上向きになるかどうかは分かりませんが、一般的には景気が良くなると住宅ローンの金利は
連動して上がっていきます。
③有利な税制度
マイホームお考えの方であれば、よく耳にされると思いますが、
不動産購入にまつわる減税措置には、いろいろあります。
住宅ローン控除、登記に係る税金や不動産取得税・印紙税などの軽減措置、
親御さんから資金援助がある場合の贈与に関する特例…等々、実に多くの優遇制度があります。
ただし、これらはほとんどの場合が時限立法(期限付きの法律)であるため、
これまでも何度か期限延長の措置は取られてきたものの、いつかは終了する可能性があります。
有利な措置が最大限受けられるうちに、計画を進めるというのも賢い選択だと考えます。
計画を早く進めるメリットというのはまだまだいくつかあると思いますが、
「よし、家を建てよう!」とお考えになったら、まずは弊社へご相談にお越しください。
一緒に楽しんでお家づくりを考えていきましょう。