ソフトとハードの融合住宅 Vol.2
注文住宅情報コラム
COLUMN
メーカー、ビルダー、工務店問わず、同じ会社で同じ品質の家なのに、なぜ満足されるお客様と不満を感じるお客様が出るのか?答えは担当者との相性です。性格の相性、デザイン提案の相性、機能面の相性などいわゆる住宅の価値観の相性が合致しなければ、いくら打合せしても、いくらお金を出してもいい家は建ちません。そのキーとなるのが設計士です。キャリア10年以上の設計士であれば1000を超える現場をみており、自分なりに建てたい家の構想が少なからずあります。営業は個々の設計士の好みを把握し、お客様の価値観と合う設計士に担当させる事が最初の重要な役割になります。営業担当と馬が合わないというのは論外です。絶対にいい家は建ちません。営業と価値観が共有出来ることは大前提なのです。
ハウスメーカー(一部のFC含む)のような工場出荷材での家作りの場合は、設計士より営業担当者の方が重要なケースがありますが、我々ビルダーの場合は、建築基準法や地区条例、ご近所の方の許容範囲であればどんな建物も建築可能な為、設計士との価値観の調和が重要となるわけです。
打合せで希望する間取りのイメージを時間を掛けて聞かれることがあると思いますが、自ら要望を出せば出すほど設計士がただの御用聞きとなり、お客様の予想範囲内の図面が出てきます。ではどうしたら良いか?必要な部屋数など必要最低限のご要望だけ伝えてください。営業がご要望の行間を読み、それを得意とする設計士が描いた図面はお客様の予想を超えるものとなり、打合せもスムーズで楽しい家づくりが出来ます。これもソフトとハードの融合と言えます。