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注文住宅情報コラム

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高低差のある土地での建築

こんにちは。

橋本です。

今回は高低差のある土地での建築です。

 

 

この土地はもともとの土地の高低差が約2m20cmありました。
この高さは、道路から土地上部の高さが建物の2階部分にあたる高さです。
つまり地下室がしっかり作れてしまうような高さがあります。

年々法改正により、土地の高低差に対する施工基準が厳しくなってきています。
もちろんその土地の方や周りの方の安心と安全を考えての事ですが・・・

これだけ高低差があると、一般的な造成工事の内容では難しい・・・
しかしむやみやたらと擁壁を作るとコストもかかり過ぎる・・・
と、いろいろ悩ましい問題があります。
打合せ当初、お客様からも高低差があるが故にコストがかかってしまうことは認識されていました。
その中で、希望を叶えながらのコスト削減案をどう提案していくかが課題でした。

建築家の提案は、擁壁を組む提案ではなく、深基礎という提案です。
この提案は、この高低差の深基礎を計画すれば、当然建物コストはかなりかかります。
擁壁を全面作って、平らの土地を形成して住居を建てるよりも、総合的なコストが安くなる為、建物の建築費が上がったとしてもメリットがあります。

この規模の造成工事と基礎工事となると、工程の段取りや工事方法もかなり複雑で綿密な計画が必要となります。
もちろん工期も、通常の住宅の工事よりも長くかかってしまいます。

出来上がってしまうとわかりませんが、この高低差の上に建つ家の基礎は、しっかりとした基礎に支えられて成り立ちます。
地面の中に入ってしまうと、わからないですもんね。

出来上がれば、『おー!! かっこいい』という感想だけになってしまいますので、
そんなカッコいい家つくりの縁の下の力持ち的な工事のご紹介をさせて頂きました。

完成まで、まだまだ時間はかかりますが、完成時にはまたご紹介させて頂きます。

高低差のある土地でお悩みのお客様。
いろいろな事例の実績があるアールギャラリーまでお気軽にご相談下さい。
お待ちしております。