吹抜けの開放感を活かすため、玄関とLDKの仕切りを無くした玄関スペース。玄関が動線としての役割だけではなく、土間空間として植栽や雑貨を飾ったり、テーブルセットを置いてカフェタイムを楽しめる多目的空間に。「土間を確保することで、LDKが狭くなるのではと心配していたのですが、玄関とLDKが一体になることで限られた敷地だと感じさせないくらい広々とした空間が叶いました」とKさん。
建築実例
OUR WORKS
30坪でつくる吹抜けの高天井と回廊、土間。
「壁をなくした玄関」で妻の夢を形に
K様邸
- 延床面積/99.38m2(30.0坪)
- 敷地面積/134.88m2(40.8坪)
- 工法・構造/集成材+金物工法(木造軸組)
- 竣工年月/2018年8月
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POINT 1
POINT 2
2階からの採光は、LDKだけではなく土間玄関にまで降り注ぎます。「玄関扉を開けると目の前がぱっと明るく広がる感覚が素敵。玄関とLDKの仕切り壁をなくしたことで、玄関がLDKの一部にもなってむしろ開放感がアップした実感もあります」
POINT 3
スケルトン階段の採用で、限られた居住空間でも階段の存在が圧迫感につながらず、むしろオブジェのように空間のお洒落なアクセント。
POINT 4
吹抜け空間は、1階と2階がつながるメリットももたらしてくれます。
2階にいながら、1階でくつろぐ家族の姿を眺められたり、お互いが声を掛け合ったりできるので、家族がいつもつながっている感覚が得られるのも嬉しい要素。
POINT 5
階段を上った先にある主寝室の仕切りを引き戸にすることで、開放した時には、1階で家事をする家族の声や息づかいまで感じられたり、閉めればシンプルな空間を邪魔しない仕立てになっています。
旗竿地でかつ狭小な土地条件を感じさせない、開放感あふれる空間に仕上がっています。
POINT 6
敷地に庭を設けなかった代わりに、屋上庭園を採用しました。「晴れた日には友人を招いてBBQが楽しめます。1階に置く庭よりも周囲に気兼ねすることなく過ごせるのが良いです。将来的に親子で遊ぶ際、人や車の往来を気にしないで済む点にもメリットを感じています」